【ヨガ哲学】超簡単!ヨガ・スートラの解釈③

ヨガ・スートラ 住まい

この記事でわかること

  • クリヤーヨガについて
  • 苦悩について
  • 苦悩の原因
  • 苦悩からの解放

クリヤーヨガについて

クリヤーヨガとは生き方をヨガにしていこうという考え方のことです。

浄化を助けるものとして苦痛を受け入れること。霊的な書物を研究すること、至高の存在に身をゆだねること(サットバの状態になること)が実践のヨガである。

ヨガ・スートラ2-1

クリヤーヨガとは
苦悩から自由な本来の自分であり続けるために何気ない日常の行いをヨガにすること
立ち居振る舞い、人との接し方、自分の考え方、行いをヨガに沿って正すことを指します。

ex)
◎苦しいことを進んで行うこと。皆が嫌がることをやりましょう。
→不純物が取り除かれ、苦しみからの解放となる

◎学び続けること
→学び続けることで、本来の自分を呼び起こすことができる

  • タパス:欲をコントロールすること
    礼拝:太陽礼拝
    清潔:掃除、朝のシャワー(交感神経を優位にすることでその後の時間を穏やかに過ごせる)
クリヤーヨガの考え方を受け、できることはなんだろう...?

・自分を大切にする
・きれいにすることに集中して掃除をする
・自分に正直に、自分の体の声を聞く
・周り(人、自然)への感謝を忘れない
・自分の考えは言葉にして記す(自己制御)
・楽な方ではなく苦しい方を選ぶ(利己的に考えずに)

苦悩について

得たものを失うことへの不安と恐怖、結果として心の中に残り、新たな渇望を引き起こす印象、心を支配する三グナの絶えざる葛藤ーー
これらのために、識別力のあるものにとってはあらゆるものが苦である。

ヨガ・スートラ 2-15

外世界の体験はすべて苦痛に満ちている、一時の喜びは与えてくれるが永続的な幸福は与えてくれず最後は苦に終わる。
だから外に幸せを求めるのではなく、自分の心に正直に自分の中に幸せを求めること。

苦悩の原因

その、避けえる苦の原因となっているのは見る者【プルシャ】と見られるもの【プラクリティ】の結合である。

ヨガ・スートラ 2-17

本来の自分である「見る者」プルシャをそれ以外の「見られるもの」プラクリティと誤認して同一視してしまうのが苦悩の原因である。

よくない感情がでてきてもそれを客観視することで楽になる。
ex)「むかつく!イライラ!」ではなく「私は今、怒っているんだな」(←客観視できている)

苦悩からの解放方法

この無知がなければ、そのような結合も起こらない。
この境地こそが見る者の独存位である。

ヨガ・スートラ 2-25

本来の自分を知らないという無知であるために「見る者」と「見られる者」を同一視してしまう。
本来の自分は身体でも心でもないと気づき、理解できれば我々は苦悩から解放され自由である。

途切れることのない明敏な識別が、その除去の方法である。

ヨガ・スートラ 2-26

変化するものにとらわれて落胆したり動揺したりせずに真理を理解し、心がいつも安定したままでいれるように祈りをささげること

最後に

ここまで読んで頂きありがとうございます。
幸せを外に外に求めるのではなく、自分の中で満足できる(自分の機嫌は自分でとる)ようになりたいなと思わされました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました